変形性膝関節症とリウマチ、ここさえ読めばまるわかり
変形性膝関節症とリウマチの症状は、
どちらも膝が痛む症状が共通なので 変形性膝関節症の患者さんにも、リウマチを疑う方が多いそうです。 変形性膝関節症とリウマチの似ている症状は ・初期症状はなんとなく膝に痛みや、違和感を感じる ・膝関節が腫れる症状が現れる場合がある リウマチの場合は、膝に限らず全身の関節に症状が出る場合がありますが 変形性膝関節症もリウマチも、痛みの種類は激痛ではなく 少し動かし辛かったり、むくんだりというよく似た症状が起こります。 膝関節が腫れる症状は膝にみずが溜まる「関節水腫」が代表的な症状です。 膝の曲げ伸ばしの際に、圧迫感で膝が一定以上曲げられなくなります。 変形性膝関節症とリウマチの違う症状は ・変形性膝関節症の初期症状では安静時に膝が痛むことはほとんどない ・リウマチは朝起きたときなどに「朝のこわばり」と呼ばれる 痛みを伴う関節の動かし辛さなどの症状が起きる 整形外科を受診した際に、血液検査を勧められることがあります。 これは、血液内の炎症(CRP)やリウマトイド因子の値を見て 変形性膝関節症かリウマチか診断することができるからです。 その他には、リウマチには両膝など対照的に痛みがでるのも 特徴とされています。 自分の膝の痛みの原因を理解した上で治療に進むのは どんな膝痛の場合でもごく普通のことです。 悩む前にまず、専門家に相談することが治療の第一歩です。 変形性膝関節症もリウマチも上手に付き合って症状の改善を心がけましょう。