OA|膝OA、ってなに?

OA|膝OA、ってなに?

「OA」や「膝OA」や「変形性膝関節症」は・・・

「変形性膝関節症」という言葉をネットなどで調べていると
「OA(オーエー)」という単語を目にしたことはありませんか?
OAとは、「変形性関節症」の意味で使用されます。
変形性関節症の英語の略は「Osteoarthritis」(骨関節炎)
略語で「OA」と一般的に呼ばれているようです。

膝が変形性関節症の場合、「膝OA」とも略されます。

膝はなぜ変形してしまうのでしょうか。
膝は人体の関節の中で肘と同様に動く範囲が広い関節です。
肘も膝のように動く体の中の大きな関節ですが、
膝には、日々体重を支える重要な役割があります。

歩く際、膝には体重の2〜3倍の負荷がかかります。
階段を降りるときには、体重の5〜6倍の重量が膝に負担をかけています。

若いときは、膝周辺の筋肉で膝への負担を分散しています。
代表的な筋肉は、太もも前の大腿四頭筋。
体の中で一番大きな筋肉は、膝と一緒に体重を支え
膝へかかる負担を減らしてくれます。

年齢とともに、筋力が衰え、柔軟さをなくした筋肉は
今までのように膝関節をサポートすることができなくなります。
そして、膝関節の骨に大きな負荷がかかり、膝の変形などの症状が出るのです。

中高年で膝OAと診断される方が増えるのは
筋力の衰えや、体重の増加などで、膝の負担が増えることや
膝の関節液に含まれるヒアルロン酸の減少などが考えられます。

膝OAと診断される前に、自分自身でできる
膝周辺の筋肉の強化や日常の生活環境を改善することも
変形性膝関節症の予防につながります。